自分が介護をされる側となった時、だれに介護をしてもらいたいでしょうか。家族には迷惑や負担を掛けたくないという思いは誰でもあるのではないでしょうか。しかし、同時に家族のように愛情を注いで介護してもらいたい思いもあるでしょう。
介護される側からそんなニーズがある介護職ですが、圧倒的に人材が不足しています。さらに、外国人の介護スタッフを募っている現状もあります。
また医療の現場でも、全国的規模で入院病床が縮小され、病院から在宅への移行がすすみ、ますます介護を必要とする人口が増えています。医療と介護の保健制度が一体化されるのも近い将来のことでしょう。
人工知能の発展で今ある多くの職業が無くなる将来を考えてみると、介護職は人工知能に任せられない、無くてはならない職業の一つではないかと思います。そういった意味でも、職が安定して供給される介護職は、生涯をかけて就ける職業だといえます。
これから人工知能の発展で職を失い、外国人労働者に職を奪われ、日本人の働く場が少なくなってしまう危機を、黙って見過ごして良いのでしょうか。今こそ目指す仕事は、介護職ではないかと感じています。
介護の現場はまだまだ発展途上の状況です。ニーズに応え、新たなアイデアを投入し、日本の老後が楽しく思える介護の現場を、パイオニアとなって創るチャンスがそこにあるのです。介護職はきつい・辛いというイメージが先行しており課題が大きい分、改善する余地があり、自分が活躍できるチャンスも大きいといえるのです。
自身の能力を駆使して、人々に貢献したいと考えている方は、ぜひ日本の老後を真剣に考え、支えてみてはいかがでしょう。